これだけは見ておきたい ホームインスペクション(住宅診断)

日本ではこれまで、あまりにも新築住宅建設に偏重しすぎた結果、中古住宅市場の整備はおざなりになっていた感も否めません。しかし、住宅を世代を超えて様々な人々が循環利用していくために、新築時の設計図書や施工内容のみならず、リフォームや点検時の履歴を蓄積し、これらを『家履歴書』として整備していくといった提言がされました。これを取引時点でホームインスペクションをおこなうことで、住宅の現状把握をし、適切な補修・リフォームを行うこともできるようになります。
ライフスタイルやライフサイクルの変化に合わせて住宅を選択していくためにも、ホームインスペクション(住宅診断)をお勧めいたします。

★屋外部分
1.【基礎】
目的:基礎の健全性の確認
なにをチェックするか:ひび割れ又は欠損がないか
用意する道具:クラックスケール、ピアノ線
☆チェックポイント
・幅が0.5mm以上のひび割れ又は広範囲に及ぶひび割れがないか、クラックスケールを用いてチェック。
・深さが20mm以上の欠損又は深さが20mm未満であっても広範囲に及ぶ欠損がないか、ビアノ線を用いてチェック。

★屋外部分
2-1.【外壁】
目的:壁の健全性、雨水の浸入危険性がないかの確認。
なにをチェックするか:ひび割れ又は欠損がないか、シーリング材の破断等がないか
用意する道具:クラックスケール、ピアノ線
☆チェックポイント
○モルタル仕上げその他の塗り仕上げの場合
仕上げ部分を貫通して下地材まで到達しているひび割れ又は広範囲に及ぶひび割れがないか、クラックスケールとピアノ線を用いてチェック。
・仕上げ部分が、剥がれ落ちて下地材又は下塗り材が露出してないか、ふくらんでいないか、目視にてチェック。
・シーリング材が、切れていないか、剥がれていないか目視にてチェック。

★屋外部分
2-2【サイディング部分】
○サイディングボード及び板状の仕上げ材による仕上げの場合。
・板状の仕上げ材の全板幅にわたる割れがないか、欠け損じで下地材が露出している状態がないか目視にてチェック。
・金属である板状の仕上げ材に著しいサビはないか目視にてチェック。
・シーリング材が、切れていないか、剥がれていないか目視にてチェック。

★屋外部分
3.【バルコニー】
目的:パルコ二ーの健全性、雨水の浸入危険性の確認。
なにをチェックするか:床の沈み、腐食、防水層の破断、支持部の欠損・腐食がないか。
用意する道具:クラックスケール。           
☆チェックポイント
・バルコニーの床に調査員が乗り、床面が変形し不安を感じるほど沈み込まないかチェック。
・床が金属の場合には腐食が、木造の場合には腐朽等が生じていないかチェック。
・直下が屋内の場合、防水層にひび割れや欠損がないか目視にてチェック。
・手すり壁にクラックがないかクラックスケールを用いてチェック。
・手すり等にサビ、腐食がないか目視でチェック。ぐらつきがないかも揺らしてチェック。

★屋外部分
4.【開口部】
目的:建具周囲からの雨水の浸入危険性の確認。
なにをチェックするか:建具の周囲に隙間がないか。
用意する道具:特になし。
用意する道具:クラックスケール。           
☆チェックポイント
・建具枠と外壁の間に隙間がないか目視にてチェック。
・建具周囲のシーリング材が著しく破断あるいは剥離していないか目視にてチェック。

★屋内部分
1.【壁、柱及び梁】
目的:雨水の浸入、漏水及び構造躯体の変化の確認。
なにをチェックするか:ひび割れ又は欠損がないか、雨漏り・漏水の跡がないか、壁や往に傾きがないか。
用意する道具:水平器。
☆チェックポイント
○壁紙その他のシート状の仕上げ材による仕上げの場合。
・仕上げ材を貼り付けている壁材にひび割れ又は欠損が生じていないか目視にてチェック。
・雨漏りや漏水等によって濡れている状態、変色、シミ等が生じていないか目視にてチェック。
・壁又は柱に傾斜がないか水平器を用いてチェック。

★屋内部分
2.【床】
目的:床の状態の確認。
なにをチェックするか:床の沈み、ひび割れ又は欠損がないか、床に傾きがないか。
用意する道具:水平器。
☆チェックポイント
○フローリングその他の板状の仕上げ材による仕上げの場合。
・調査員の自重により床の表面が凹型に変形することがないかチェック。
・仕上げ部分に欠損、剥がれ、割れがないか目視にてチェック。
・床に傾斜がないか水平器を用いてチェック。

★屋内部分
3.【天井】                        
目的:雨水の浸入、漏水及び構造躯体の変化の確認。
なにをチェックするか:ひび割れ又は欠損がないか、雨漏り・漏水の跡がないか。
用意する道具:特になし。
☆チェックポイント
○壁紙その他のシート状の仕上げ材による仕上げの場合。
・仕上げ材を貼り付けている壁材にひび割れ又は欠損が生じていないか目視にてチェック。
・雨漏りや漏水等によって濡れている状態、変色、シミ等が生じていないか目視にてチェック。

★屋内部分
4.【床下】
目的:基礎の健全性や、土台と床組みなどの構造躯体の確認。
なにをチェックするか:基礎及び土台のひび割れ又は欠損がないか。
用意する道具:クラックスケール、ライト。
☆チェックポイント
★床下点検口、もしくは床下収納下部からライトを照射して確認する。
・建物外周の基礎チェックと同様のチェック。
・土台・床組が金属の場合はサビを、木造の場合は接背部に割裂がないか目視にてチェック。
・木造の土台・床組に腐朽や蟻害がないか、目視と触診でチェック。

★屋内部分
5.【天井裏】
目的:屋根裏の健全性や、雨水の浸入危険性の確認。
なにをチェックするか:接合部の割裂がないか、雨漏りの跡がないか。
用意する道具:脚立、ライト。
☆チェックポイント
・天井点検口等からライトを照射して確認する。
・雨漏りの跡が生じていないか目視にてチェック。
・接合邦に割裂がないか目視にてチェック。

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